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上小島村
【かみこじまむら】


旧国名:遠江

(近世)江戸期~明治8年の村名。遠江(とおとうみ)国豊田郡のうち。天竜川下流右岸に位置する。浜松藩領。正保年間以後小島村から分村(風土記伝)。村高は,「元禄高帳」46石余,「天保郷帳」67石余,「旧高旧領」66石余。新田検地は寛文11年・元禄2年・正徳2年に実施。当村は網状に分流する天竜川の中州にできた村で,天竜川が氾濫するたびに畑地流失を繰り返した。享保4年の国領組諸色覚帳(岡部家文書/浜松市史2)によれば,家数18(うち本百姓16・水呑百姓2)・人数152(うち男66・女86),馬12,美子2。延宝6年頃の青山御領分絵図によると,寺社は椎ケ脇神社・臨済宗庭松庵がある。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県を経て同年11月浜松県に所属。明治8年中瀬村に合併。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7110824