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西貝村
【にしかいむら】


(近代)明治22年~昭和15年の自治体名。はじめ山名郡,明治29年からは磐田(いわた)郡に所属。今ノ浦川上流左岸,安久路川流域に位置する。西貝塚・西之島・上南田の3か村が合併して成立。大字は旧村名を継承。大字西貝塚に役場を設置。村名は西之島と西貝塚の各1字をとる。明治24年の戸数258・人口1,334,船63。当村の北部は磐田原台地に続き,ほとんどが畑や山林であるが,南部は水田地帯。村民は農業に従事し,米麦をはじめ,葉タバコ・粟・黍・大豆・小豆・菜種・蕎麦・甘藷・馬鈴薯などを栽培。製茶・養蚕も行われ,明治末年頃までは漁業に従事する者も数軒あり,漁獲物はウナギ・ドジョウ・雑魚であった(西貝村誌)。大正9年の世帯261・人口1,430。同年の反別田1,862反・畑758反・宅地163反・山林500反・原野6反(郷土誌)。昭和15年見付町ほか2か村と合併して磐田町となる。各大字は同町の大字として存続。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7113288