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半済
【はんせい】


旧国名:遠江

南流する菊川の中流域に位置する。地名は室町期の半済制度にちなむ。半済は,荘園などの年貢の半分を兵糧米として守護に臨時に与えた制度で,のち恒久化し,ときには荘園領主と守護の間で土地そのものの折半(下地中分)が行われた。当地が属した河村荘でも下地中分が行われ,荘園領主の本所分と守護の半済分に分割され,やがて各々が本所・半済の地名で呼ばれるようになった。なお半済は5か所の飛地として存在する。地内には縄文時代~奈良期の集落遺跡である高田ケ原遺跡のほか,弥生後期~古墳時代の権左衛門遺跡,古墳時代の大徳寺古墳・下本所横穴群,弥生時代の四ツ枝遺跡,平安期の中島遺跡などがある。
半済村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
半済(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7113720