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お囲い堤
【おかこいづつみ】


木曽川左岸,犬山市から海部(あま)郡弥富町までの堤防。延長約50km。慶長8年征夷大将軍になった徳川家康が豊臣方に対する防備のために計画,同時に水防を固めて米の増産を図るという構想のもと,同13年から2年間で完成。堤の規模は,高さ9~14.5m,馬踏の幅1.9~18.1m。美濃側より3尺高くするように命じられたため,尾張側は築堤以来ほとんど水害はなかったが,美濃側は慶長~宝暦年間の145年間に110余回の大洪水に苦しんだ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7116679