越戸
【こしど】

旧国名:三河

灰宝・越出・越渡などとも称した。矢作(やはぎ)川右岸の平坦地。灰宝神社（旧称八王子社）は，「延喜式」神名帳所載の加茂郡七座の１つとして名をはせ，「三河国内神明名帳」にも「正五位下灰宝天神」とある。小笹古墳がある。また，観音院と薬師寺には室町末期の宝篋印塔が残る。
【越戸村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【越戸(近代)】　明治22年～昭和45年の大字名。
【越戸町(近代)】　昭和45年～現在の豊田市の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7118343