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塩川新田村
【しおかわしんでんむら】


旧国名:尾張

(近世)江戸期~明治初年の村名。尾張国中島郡のうち。萩原川左岸の低地。文化9年の河川改修により領内川が南端を東流。地名の由来は,海岸の塩分の多い川筋を開拓したことによる。はじめ尾張藩領,明治元年からは尾張藩と美濃今尾藩の相給。鵜多須代官所支配。村高は,「寛文郷帳」163石余,「天保郷帳」172石余,「旧高旧領」140石余。「寛文覚書」によれば,概高125石余,反別24町余(田9町余・畑14町余),堤外河原3反歩,家数36・人数171,馬12。天保12年の村絵図によれば,竹腰山城守・一色庄十郎の給知と蔵入地。真宗大谷派願応寺・八幡社がある。明治初年,塩川山新田が干拓されたことにより,塩川村と改称。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7118826