下之一色
【しものいっしき】

旧国名:尾張
庄内川下流右岸,新川との間に挟まれた地。地名の一色は,多くは新地の水涯で,初めて居敷を定めて家屋を作るの意とする説や,一種のみの貢納田地を意味する一色田にちなむ説があるが,不詳。北一色に対して下一色と称するようになったという(地名考)。文和3年4月23日付熱田宮権宮司家領注進状案に愛知郡宇連一色とあるが(熱田神宮文書),この宇連は末の義で下と同じであるという(尾張志)。
【下ノ一色村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【下之一色村(近代)】 明治22年~大正6年の愛知郡の自治体名。
【下之一色町(近代)】 大正6年~昭和12年の愛知郡の自治体名。
【下之一色町(近代)】 昭和6年~現在の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7119157 |





