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瀬戸街道
【せとかいどう】


名古屋市と瀬戸市を結ぶ街道。飯田街道の一部。大曽根から大森村(名古屋市守山区),新居村(尾張旭市)を通り今村(瀬戸市)に至る。「尾張名所図会」には「陶器の烟絶ゆる事なく,日々の運送は,車馬或は歩にて荷ひ出すに,府下まで六里が程,朝より夕に至り,引きもきらず」と瀬戸と街道の様子を記している。明治期,瀬戸の陶磁器が輸出産業として発展すると,明治末期に瀬戸電気鉄道(現名鉄瀬戸線)が開通するまで瀬戸街道の重要性は高まった。大正9年の道路法制定で県道に指定され,道路改修も行われたが,昭和10年頃より瀬戸~名古屋間をほぼ直線状に結ぶ県道名古屋瀬戸線が建設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7119777