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西郷村
【にしごうむら】


(近代)明治22~39年の南設楽(みなみしたら)郡の自治体名。雁峰山麓に位置する。片山・徳定・杉山・豊栄(とよさか)の4か村が合併して成立。旧村名を継承した4大字を編成。役場を杉山に設置。村名は旧村が中世設楽郡の東郷に対し西郷に属していたことによる。明治24年の戸数322,男803・女775,学校1。産業は米麦を中心とした農業が主体で,農家規模は50a以下31%,50a~1ha51%,1ha以上18%。養蚕業の発達に伴い桑畑も年々増加した。野菜は自家用程度であり,副業として,養蚕・わら細工・機織りなどがあった(新城市誌)。明治39年千郷村の一部となり,当村の4大字は千郷村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7121576