100辞書・辞典一括検索

JLogos

62

福島新田
【ふくしましんでん】


旧国名:三河

(近世)江戸期~明治22年の新田名。三河国額田(ぬかた)郡のうち。矢作(やはぎ)川左岸。和田12郷の1つ。天和2年岡崎藩主水野忠春が組屋敷拡張のため,板屋町南部福島の住人を当地に移住させて成立。岡崎藩領。村高は,寛文4年「岡崎郷領内在々之名」108石余,「旧高旧領」ともに144石余。なお,「元禄郷帳」「天保郷帳」に当村名は見えない。「三州岡崎管内記」によれば,堤通手永に属し,享和年間の収納定俵85俵余,上納竹小竹2束。安政2年の正米納高40俵,夫食麦拝借納麦22俵(長島家大庄屋日記)。「岡崎藩万書上」では寛政元年の人数107,船1。文化2年から10か年東海道岡崎宿の代助郷を課され,郷高21石。明治元年岡崎宿新助郷村に指定され,翌年岡崎伝馬所騒動に参加。慶長8年占部用水創設。また福島新田村土場があり,堤通・山方両手永分の米などの運送に利用された。矢作川の通称大曲がりに立地し,堤防決壊の常襲地で,俗に天白切れと呼ばれた。寺社は,曹洞宗慈雲寺・浄土真宗本願寺派浄妙寺・天白社。明治11~22年に天白村と改称したともいう(沿革史)。明治13年の綿作反別1町余。同15年の戸数26・人口132,耕宅地17町余・山林原野9反余(岡崎市史)。同22年三島村天白となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7122809