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市場①
【いちば】


旧国名:伊勢

伊勢平野北部,朝明(あさけ)川の中流左岸に位置する。南部は朝明川の沖積地で田が多く,彦左川が東流して朝明川に合流。その北側は河岸段丘で台地上に東西に集落が分散。北部は田畑・桑畑・山林となっている。地名の由来は江戸期に周辺村々の住民が特産物を売買した所であることによるという(勢陽五鈴遺響)。字的場に市場城址がある。台地の南縁にあり,方2町余,南方の急崖に土塁を築き,他の三方は空濠を巡らす。北側に大手口があり,現在も民家の周辺に土塁遺構が見られる。井戸跡も3つあり比較的旧状を保つ。城主は伊勢平氏の子孫にあたる西村城主朝倉備前守。永禄11年織田信長軍の攻撃で城主が自殺し廃城。その墓が殿三昧(とのさんまい)と伝えられているが,古墳の可能性もある。朝倉備前守築城の折,大樹寺に奉納したという箕田流の獅子舞が当地に伝わっており,現在は西村町の殖栗神社に奉納されている(三重名勝志・三重の中世城館)。
市場村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
市場(近代)】 明治22年~昭和32年の保々村の大字名。
市場町(近代)】 昭和32年~現在の四日市市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7125247