依那具
【いなぐ】

旧国名:伊賀

「えなく」ともいう。木津川の上流に位置する。同川右岸の河岸段丘の微高地に集落を形成する。地名の由来に関しては，当地が木津川の堆積層地帯で古くから稲作地として開かれ，稲を家の周囲に積んで矢防ぎとした稲城(いなぎ)にちなんだものというが不詳。
【依那具村(古代)】　平安期に見える村名。
【ゑなく(中世)】　戦国期に見える地名。
【依那具郷(近世)】　江戸期の郷名。
【依那具村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【依那具(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7125281