100辞書・辞典一括検索

JLogos

81

柏崎村
【かしわざきむら】


(近代)明治22年~昭和32年の度会(わたらい)郡の自治体名。柏野村・崎村の2か村が合併して成立。旧村名を継承して2大字を編成。紀伊山地の東縁,西北は大台山地につながり,北東流する大内山川の流域に位置する。役場を崎に設置。村名の由来は,合併各村の頭文字を採ったことによる。明治24年両村の授業所を合併,柏崎小学簡易授業所を崎に設置。同30年に三等地消防組を設置。同41年従来の切手・印紙売下所が郵便局として発足,同44年電信電話事務(津~二木島間)を開始。村事業は明治43年から大正2年にかけて基本財産林として日露戦争記念林37町余に杉・檜29万5,000本を植林。大正3年の郵便小包扱いは560口,自転車26台,人力車16台,荷馬車2,荷車270台,旅宿6軒であった。明治以降養蚕が盛んになるが,同時に紡績・製糸工場の出稼ぎが増加,そのために製茶は衰退,また楮の栽培はまったく影をひそめた。木炭は大正期年産11万貫を超え,価格は6,500円余,主に名古屋地方に販売。ほかに石灰6万4,000貫余を生産。昭和2年国鉄紀勢東線が開通したが,他県に同名のあることから駅名を伊勢柏崎として崎に開設。大正3年の戸数512・人口2,783。昭和32年紀勢町の一部となり,村制時の大字は同町の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7125977