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国府
【こう】


旧国名:志摩

志摩半島南東部の太平洋に面した海岸部に位置する。民家は太平洋から吹き寄せる砂風を防ぐため,槇垣をめぐらす。地名の由来は,志摩国衙の地であったことにちなむ。集落は海岸部に立地し,碁盤目のごとく整然とした幅2町・長さ8町の帯状の町並みをなすが,この帯状の町並みの地が国衙の故地とされており,国分寺はその北方にある。「和名抄」には「志摩国〈国府在英虞(あご)郡〉」とあり,当地はもと英虞郡であったが,江戸期にはすでに答志郡となっている。なお,慶長5年石田三成挙兵の際,九鬼嘉隆は鳥羽城に拠って西軍に応じたが,その子長門守守隆は徳川家康の命により直ちに帰国,伊勢湾を防備した。その際の9月7日付守隆宛て家康書状には「鳥羽城才覚依不成,志摩国府ニ足掛リ被申付,普請被致之由」と見える(譜牒余録/徳川家康文書の研究中)。
国府組(近世)】 江戸期の鳥羽藩の組名。
国府村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
国府村(近代)】 明治22年~昭和29年の自治体名。
国府(近代)】 昭和30年~現在の阿児町の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7126719