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国府①
【こう】


旧国名:伊勢

鈴鹿川下流右岸の丘陵地に位置する。地名の由来は,古代伊勢国府の所在地であったことによる。縄文時代の北一色遺跡・西ノ野遺跡があり,北一色遺跡からは住居址・土器・石鏃・石斧が出土。古墳も多く,壮大な前方後円墳が集中し,保古里1号墳からは黄金製耳飾などを出土。前方後円墳では,西ノ野1号墳(王塚),愛宕山古墳,5基の陪塚が取り囲む西ノ野5号墳が有名(鈴鹿市史)。伊勢国府については,嘉承2年12月の摂政右大臣家忠実政所下文(朝野群載)に稲生社四至西限として「国府東祓河」とある。「和名抄」には「国府在鈴鹿郡行程上四日下二日」とのせる。国府遺構は鈴鹿市国府町に求められ,小字見下にある総社三宅神社をほぼ中心とし,東の現在の府南寺前に南北走する土塁状遺構が残り,これを東限とし,小字中山にも同様な遺構がみられ,これを西限,南は小字長瀬,北は小字長之城に囲まれた方八町の地域とみなされている。この地域からは多数の布目瓦・祝部式土器・土師器などが発見されている。
国府(中世)】 戦国期に見える地名。
国府村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
国府村(近代)】 明治22年~昭和17年の鈴鹿郡の自治体名。
国府(近代)】 明治22年~昭和17年の国府村の大字名。
国府町(近代)】 昭和17年~現在の鈴鹿市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7126720