礫
【さざら】
旧国名:志摩,伊勢
佐々良とも書く。五ケ所湾に面する礫半島に位置する。地名の由来は,「勢陽五鈴遺響」が「砂礫ヲサヾレ石ト訓ス,小石ノ謂ナリ,又転ジテサヽラト名ク」とする。弥生時代以降の遺跡が数多く点在し,また日和山古墳をはじめ6世紀後半の円墳が数基あり,農耕地のほとんどない漁村のものとしては注目される。
【佐々良御厨(中世)】 鎌倉期~南北朝期に見える御厨名。
【礫浦(近世)】 江戸期~明治22年の浦名。
【礫浦(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7127028 |