新堂
【しんどう】
旧国名:伊賀
柘植(つげ)川右岸に位置する。北部は水口丘陵端で,南部には大和街道が東西に通る。地名の由来は,地内首谷(こべだん)・柿谷(かきだん)に庵寺があり,両庵を一堂にまとめて新堂にしたことにちなむと伝える。字九反坪に新堂古墳があったが,開墾され畑地となっており,九反坪は条里関係の残存地名である。県天然記念物のジンダイドジョウは,重粘土の地質に生息し,2条の縦紋で薄褐色をし30cmにも成長するが,絶滅寸前である。
【新堂村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【新堂(近代)】 明治22年~現在の大字名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7127403 |