鮒田
【ふなだ】
旧国名:紀伊
船田とも書く。熊野川下流に相野谷(おのだに)川が合流する地点に位置する。地名の由来は,多くの鮒がとれたことによるといわれるが(紀伊続風土記),中世は新宮の神領であり,地内川中に新宮境内の飛地である御舟島があったことによるとも考えられる。10月16日には,島の周囲を競走する神事が行われてきた。
【船田(中世)】 南北朝期に見える地名。
【鮒田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【鮒田(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7129120 |