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向井
【むかい】


旧国名:紀伊

中世は村島といわれ,尾鷲(おわせ)湾奥の南岸に位置する。八鬼山北麓にひらけた広い扇状台地上にあり,現在はその中央を東西に通る国道311号に沿って人家がたつ。地名の由来は,尾鷲総村の本郷である水地(すいじ)村の向かいに位置することにちなむという(紀伊続風土記)。またアイヌ語として解釈し文化の開けた所の意とする説もある。「神鳳鈔」の焼野御厨の次に「村島」とあり,伊勢神宮の御料地であった。応永4年2月1日仁木義長の子の長宗は,その武功により向(むかい)荘を賜わり姓を向井氏と改めたという。長宗は矢ノ川河口および弁財島周辺で強力な水軍を養成した。海岸付近に縄文早期の遺跡がある。
向井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
向井(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7129598