山城
【やまじょう】

旧国名:伊勢
伊勢平野北部,朝明(あさけ)川の中流右岸に位置する。朝明川に沿って狭い沖積地があるほかはほとんど丘陵状の地で,その間に大きく2つの谷がある。城址は朝明川南岸に接する字源氏山の標高40mの台地の端にあり,土塁・堀などが不完全ではあるが残る。この西側には鶯谷古墳群(12基)・持光寺古墳群(6基)があり,南方には西の山古墳群(織田信長に攻められたとき死んだ軍馬を埋めたともいわれ,くつわ塚とも呼ばれる)がある。東山に東山遺跡があり,弥生土器のつぼや竪穴住居跡が発掘されている。
【山城村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【山城(近代)】 明治22年~昭和29年の下野村の大字名。
【山城町(近代)】 昭和29年~現在の四日市市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7129764 |





