角川日本地名大辞典 近畿地方 三重県 36 湯谷【ゆのたに】 旧国名:紀伊 古くは猪之谷とも書く。北山川支流の大又川に合流する湯谷川上流域の谷間に位置する。地名の由来は,温泉の出た跡があったことによるという(紀伊続風土記)。また堰の谷の意味で堰関によるものともいう(新くまの風土記)。天正16年には豊臣秀長の命を受けた堀内安房守によって北山攻めを受けた。【湯谷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。【湯谷(近代)】 明治22年~現在の大字名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7129860