いんない里
【いんないのさと】
旧国名:近江
(中世)戦国期に見える地名。高島郡のうち。現在地は西浜郊外の地ではないかとされる。年未詳であるが,孫右衛門家次なる者が菅浦(すがうら)惣中に宛てた書状に「いんない村」での喧嘩のことが見える(菅浦文書955)。また,天文24年9月8日の文書によれば,この地に伊勢神宮を信仰する道者がいたことが知られる(来田文書)。伝承には,某院崩御に際し殉死すべき人々が,ひそかに逃れ来りて隠れ住んだという(高島郡誌)。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7130686 |