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中山①
【なかやま】


旧国名:近江

日野川南部の平野部に位置する。四方を丘陵山地に囲まれた地形より起こった地名か。地内の小字金折(かなおれ)には奈良期の遺跡と推定される彩釉を施した陶の窯跡があり,また古刹金剛定寺が所在する。金剛定寺は聖徳太子が建立した48精舎の1つと伝え,三宗兼学の地方大寺院であったが,文亀3年の兵火で堂塔坊舎を焼失,永正7年に小本堂のみ再建された。現在同寺には,藤原期の聖観世音像および不動明王像,二童子像や建長4年の三重層塔,正和3年の懸仏,康永元年の金剛定寺古図等多くの文化財・典籍類が残る。その他地内には西谷光明院の室町期の阿弥陀如来坐像,鎌倉期の五輪塔,西谷隆讃寺の宝篋印塔等,金剛定寺の往昔の繁栄を伝える遺物が多い。なお,平安末期以来のものと伝える芋くらべ祭は県無形文化財に指定されている。
中山(中世)】 戦国末期から見える地名。
中山村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
中山(近世)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134130