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錦織
【にしこおり】


旧国名:近江

姉川下流北岸に位置する。地名の起原については,和銅5年7月錦および綾の織法を教えられたことが「続日本紀」に見えており,錦織の部民の住居した土地と考えられるので,それに由来したものであろう。古代において,50戸をもって1郷とする郷里制が行われた時,すでに川道・新居(にのい)・細江・益田(ますだ)などとならんで錦織郷の名が見えているので,早い時代から集落のあったことがわかる。
錦部郷(古代)】 平安期に見える郷名。
錦織郷(中世)】 南北朝期から見える郷名。
錦織村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
錦織(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7134247