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菩提寺
【ぼだいじ】


旧国名:近江

野洲(やす)・蒲生(がもう)郡の2郡境に接する。南方に横田川が流れる。地名は地内の少菩提寺に由来する。同寺は良弁僧正(金粛菩薩)の霊地の1つで,天平3年良弁の開基と伝える(興福寺官務牒疏/大日本仏教全書)。栗太(くりた)郡の金勝(こんぜ)山の大菩提寺に対して少菩提寺と称した。応保元年8月太政官符で認められた四至は,南は甲賀大川(野洲川),東は花園嶽に及ぶという(菩提寺旧記/甲賀郡志)。その後興福寺の末寺となったが,菩提寺衆徒は近隣に勢力をのばし,大永3年6月,金胎寺衆と伊勢大路で合戦(興福寺三綱記/甲賀郡志)。元亀元年6月,織田軍に追われた六角承禎を門前で討ち取ろうとして逆に敗れ全寺を焼き払われた(金勝寺記/甲賀郡志)。現在石塔等の遺跡を残す。
菩提寺(中世)】 戦国期に見える郷村名。
菩提寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
菩提寺(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7135094