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飯食里
【いいしきがり】


旧国名:山城

(古代)条里の里名。飯喰里・飯敷里とも書く。山城国紀伊郡8条に属し,深草郷のうち。伝九条尚経筆九条御領辺図に位置が示してあり,東界は「法性寺大路」の西縁に接していた(九条家文書3-652)。現在の京都市伏見区深草フチ町・同池ノ内町・同七瀬川町・同仙石屋敷町・同関屋敷町・同越後屋敷町・同小久保町ならびに竹田七瀬川町などの町域に相当し,名神高速道路の南縁が北界に当たる。貞観5年9月2日の民部省勘文案に,貞観寺観音堂への施入田の内として,当里19坪の田地2反が記載されているのが初見。この田地は宝亀・承和・嘉祥など各時期の図帳に「源定賜田」と注されていたという(仁和寺文書/平遺136)。永久元年12月の玄蕃寮牒案によると,4・5・8・9・26の各坪に計1町7反80歩の柏原陵(桓武天皇陵)戸田が存在しており(柳原家記録/平遺1801),また保安3年11月24日の右京大夫宅牒案には,19・34両坪所在の家領計7反半が載せられ(久我文書/平遺1973),室町期のものであるが恵浄沽却地注文案には,22坪所在の円満院領2反,32坪所在の日尾寺領1反小12歩が見える(九条家文書4-1289)。これらの徴証から所領の入り組み散在形態が存したことが明らかになる。




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「角川日本地名大辞典」
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