石作
【いしづくり】

旧国名:山城
東に鉢伏山,南に老ノ坂山地の主峰釈迦岳(631m)・ポンポン山(678m),西北に小塩山(641m)と三方に山を負い,北は平坦で大原野に開ける。地勢は西高東低で北部を小畑川最大の支流善峰川が岩倉・灰谷・小塩などの小流を集めながら東流する。「地名辞書」は域内の灰方・灰谷では石灰を産し,石作の名は石灰製造に起因するとし,さらに「新撰姓氏録」に見える石作連が垂仁天皇の時代,皇后日葉酢媛命のために石棺を作ったという記事と結びつけて,「延喜式」神名帳の石作神社を「蓋石作連の祖を祭る」とする。
【石作郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【石作荘(中世)】 室町期に見える荘園名。
【石作村(近代)】 明治8~22年の乙訓郡の村名。
【石作(近代)】 明治22年~昭和34年の大原野村の大字名。
【石作町(近代)】 昭和34年~現在の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7136441 |





