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出灰
【いずりは】


旧国名:山城

「ゆづりは」ともいい,弓弦羽・譲羽とも書いた。西山の支峰ポンポン山(678m)の北西麓,芥川上流の出灰川左岸沿いに展開する。西は出灰川を隔てて丹波国,南は摂津国。地名の由来は近隣の灰方・灰谷と同じく古来石灰を産出したことによる(一休年譜・山城名勝志・山城名跡巡行志など)。ポンポン山には,嘉吉2年一休宗純が修行のため開山したという尺陀寺跡が残る。
出灰村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
出灰(近代)】 明治22年~昭和34年の大原野村の大字名。
出灰町(近代)】 昭和34年~現在の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7136505