円頓寺
【えんどんじ】

旧国名:丹後
佐濃谷川支流の円頓寺川源流部,久次岳(541m)の西麓に位置する。地名は地内の古刹真言宗大治山円頓寺の寺名が転化したもの。同寺は麻呂子親王夷賊退治の時,丹後に建立した7か寺の1つと伝え,中世までは末院36か寺を擁していたという(丹哥府志)。江戸期に同寺裏山より出土した経筒の銘には「丹後国管熊野郡佐野郷大治村円頓寺……嘉応二年庚寅九月廿日丁酉 鋳師伴成包 願主散位従五位下大江朝臣忠氏女 施主橘氏並子息等」とあり(平遺金石文407),古くは大治村と称していたものらしい。また,円頓寺には大江忠氏の墓と伝える五輪塔もあった(丹哥府志)。なお,同寺の本尊薬師如来および脇侍の日光・月光菩薩像は平安後期のものとされている。
【円頓寺(中世)】 室町期に見える地名。
【円頓寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【円頓寺(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7137350 |





