大枝
【おおえ】

旧国名:山城

大江とも書いた。老ノ坂山地東端に位置し，地勢は山林・丘陵地が大部分を占める。地内を小畑川が南東流し，古来より山城と丹波を結ぶ要路山陰道が走る。山陰道の山城・丹波国境の峠が老ノ坂で，これは大枝（大江）の坂が訛ったものという（山州名跡志）。
【大江郷(古代)】　平安期に見える郷名。
【大江(中世)】　南北朝期～室町期に見える地名。
【大枝村(近代)】　明治22年～昭和25年の乙訓郡の自治体名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7137408