100辞書・辞典一括検索

JLogos

39

桑飼村
【くわがいむら】


(近代)明治22年~昭和29年の与謝(よさ)郡の自治体名。温江(あつえ)・明石(あけし)・香河(かご)の3か村が合併して成立。旧村名を継承した3大字を編成。合併にあたって香河村は,温江村・明石村とは峠で隔てられているので,平地に面している石川村と合併する方がよいとの意見もあったが,3か村合併に落ちついた。村名は,3か村の中心に当たる小字名桑飼による(吉津村誌)。大正9年の戸数334・人口2,028,うち専業農家287戸・兼業農家38戸,農業人口1,692人,米の作付反別257町余・収穫高5,390石,麦は70町余・263石,牝牛52頭・牡牛51頭,仔牛の生産額1,480円,紋織物5,000反・縮緬類1万1,000反(与謝郡誌)。昭和28年の戸数364,うち農業280・商業7・工業77,人口2,153,総面積14km(^2)。同26年の生産物は,米3,756石・麦530石・甘藷3万3,737貫・馬鈴薯1万737貫・椎茸230貫・わさび60貫・煙草1万1,766kg・瓦2万枚・縮緬3万1,368反・仔牛110頭(与謝年鑑)。昭和29年加悦(かや)町の一部となり,村制時の3大字は加悦町の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7139682