里
【さと】

旧国名:丹波
由良川と八田川にはさまれた丘陵に位置する。地名の由来は「和名抄」に見える古代吉美郷の本村吉美里によるという。東部の久田山には弥生末期~古墳初期の土壙墓や周溝墓,6世紀頃の住居跡が発見され,円墳・前方後円墳・方墳が30余基ある。地内の臨済宗仏南寺は貞観3年真言院として官寺に指定され(三代実録),文献上市域最古の寺。貞観様式の虚空蔵菩薩像,平安末期と思われる大日如来像がある。
【里村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【里(近代)】 明治22年~昭和28年の大字名。
【里町(近代)】 昭和28年~現在の綾部市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7140511 |





