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高木村
【たかぎむら】


旧国名:山城

(近世)江戸期~明治9年の村名。山城国綴喜(つづき)郡のうち。木津川支流の普賢寺川流域に位置する。枝郷に南山村・出垣内村がある(享保村名帳・天保郷帳)。村高は「正保村高帳」で高木3か村として1,400石余,「元禄郷帳」652石余。幕府領・旗本蜷川喜左衛門知行地(元禄村別領主帳)。「享保村名帳」では枝郷分も含め1,373石余,うち禁裏増御料152石余・蜷川喜左衛門知行地500石・淀藩領60石・幕府領玉虫左兵衛代官支配55石余,南山村分は旗本浅井主水知行地252石余,出垣内村分は禁裏増御料105石余・浅井主水知行地247石余。「天保郷帳」で675石余,「旧高旧領」でも同高,うち元禁裏御料152石余・旗本蜷川能登守知行地523石余・正覚寺領4斗余・日光寺領4升余。明治元年京都府に所属。同5年の戸数51(市町村合併史)。「府地誌」によれば戸数50・人口208,田46町5反余・畑5町2反余,牛11,寺院に浄土宗日光寺・真宗正覚寺,物産に製茶1,198斤がある。同9年三山木村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7142043