物集女
【もずめ】

旧国名:山城
丹波山地の東縁松尾山塊から東南に延びる,標高30~100mの向日(むこう)町(別名長岡)丘陵の北部とその東麓の平地部に展開する。地名は「和名抄」に見える乙訓(おとくに)郡十一郷の1つである物集郷による。物集の由来は仁徳陵造営で著名な河内国大鳥郡百舌鳥に分布した土師氏の支族が当地に来住したことによるという(京都の歴史)。
【物集郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【物集荘(中世)】 平安末期~戦国期に見える荘園名。
【物集女村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【物集女(近代)】 明治22年~昭和47年の向日町の大字名。
【物集女町(近代)】 昭和47年~現在の向日市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7145958 |





