大阪城公園
【おおさかじょうこうえん】

大阪市東区にある大坂城を中心とする市営特殊公園。面積105.5ha。大正13年開設。大坂城を中心とする史跡公園で，大正13年大手前公園（2.3ha）の名で発足，昭和６年天守閣再建とともに大阪城公園（9.6ha）となる。第２次大戦後，昭和23年アメリカ軍の接収解除後，整備計画をたて，城内54haは史跡や重要文化財の保存・修景に力を置き，旧砲兵工廠跡の杉山地区45haには森林公園・運動場を造成することにして工事を進めた。現在城内の本丸地区7.5haには天守閣（高さ42m）・旧師団司令部を転用した市立博物館（昭和35年開館），二の丸地区11.1haには梅林・豊国神社・修道館（同37年開園），杉山地区では約100種・10万本が植樹された市民の森や記念樹の森（合計34ha）・ラグビー場や夜間照明設備をもつ野球場・野外音楽堂・花壇などがある。また馬場町の市立中央体育館（昭和34年開館）地区も含まれる。史跡・緑・花・スポーツ場にに彩られた大阪のシンボル的な公園で，利用者も多い。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7148100