貝塚
【かいづか】

旧国名:和泉
古くは海塚とも書いた。津田川下流左岸で,大阪湾岸に位置する。地名の由来は,行基が海辺に塚を築いたという伝説によるともいい(卜半家記録),考古学上でいう貝塚があったことによるともいう(貝塚市史1)。天文24年大坂石山本願寺下の寺内町として取りたてられ,石山合戦に際し織田信長軍により焼掠されたが,庵寺(後の願泉寺)住職右京坊改め卜半斎了珍と住民の協力により復興し,のち豊臣秀吉・徳川家康からも寺内町として承認されたという(卜半家記録)。
【貝塚(中世)】 室町期から見える地名。
【貝塚町(近世)】 江戸期の町名。
【貝塚町(近代)】 明治22年~昭和18年の自治体名。
【貝塚市(近代)】 昭和18年~現在の自治体名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7148391 |





