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五門
【ごもん】


旧国名:和泉

御門とも書いた。雨山川中流と大井出川下流に挾まれて位置する。地内には,和泉三十六郷士の1つである中氏の住宅が残り,江戸初期の土豪の構えを伝えている。地名の由来は,後白河法皇熊野御幸の途中当地の中家に立ち寄った際に車寄の御門を建てたことにより御門村と呼ばれていたのをのち五門村に改めたともいう。また後白河法皇が中家の先代高瀬佐勝に宅地として下し賜ったという熊取行宮には唐門・棟門・矢倉門など5つの門があり,その屋敷を五門と呼んだことから,村名になったとする伝承もあるが(全志5),未詳。
御門(中世)】 室町期から見える地名。
五門村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
五門(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7149810