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信太山
【しのだやま】


和泉丘陵の一部をなす丘。和泉市の東部,槇尾(まきお)川の右岸一帯を占める標高50~80mほどの台地状地域をいう。表面は信太礫層と呼ばれる高位段丘層におおわれ,特徴ある赤色を呈し,この礫層がつくる堆積面を信太山面と呼ぶ。一帯には,黄金塚(こがねづか)古墳・信太千塚などの古墳,大規模な集落址である池上遺跡などがある。台地北西部に聖神社が鎮座し,その神域は歌枕や浄瑠璃・歌舞伎で名高い信太森。台地北部は明治5年以来陸軍の練兵場となり,現在も陸上自衛隊信太山駐屯地・演習場がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7150245