万国博記念公園
【ばんこくはくきねんこうえん】

大阪府吹田(すいた)市の万国博覧会会場跡地に設けられた文化公園。面積264ha。昭和46年開設。昭和45年３～９月に開かれた日本万国博覧会（入場者6,422万人）を記念するため緑に包まれた文化公園として造成中の公園で，自然文化園地区130ha，スポーツレクリエーション地区91ha，管理サービス地区43haに分かれる。自然文化園地区は万国博ホール・国立民族学博物館（昭和52年開館）・国立国際美術館（同年開館）・日本民芸館などを中心に，周辺を日本庭園・自然文化園がとりまき，東部にあるスポーツレクリエーション地区は球技場・スポーツ広場・陸上競技場をはじめ計16種の施設を備え，南部の管理サービス地区にはエキスポランド21ha，万国博記念館を設けている。樹木は保存緑地を含め約240種・100万本，草花類は70種に及ぶ。昭和54年の利用状況は，エキスポランド209万人・自然文化園114万人・民族学博物館50万人・日本庭園33万人などで，公園全体で約400万人と推定されている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7153073