深日
【ふけ】

旧国名:和泉
「ふけい」ともいい,吹飯・吹井とも書いた。和泉山脈西端,大川下流域,大阪湾に面して位置する。地内の宝樹寺は化石の寺として知られ,紀淡海峡から引き上げられた1,000点余のナウマン象の化石を保存している。また引き上げられた物には多数の宋・明時代の陶磁器類もあり,中世から近世初頭にかけての貿易船の航路の存在を示している。
【深日(古代)】 奈良期から見える地名。
【深日荘(中世)】 平安期~戦国期に見える荘園名。
【深日村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【深日村(近代)】 明治22年~昭和18年の自治体名。
【深日町(近代)】 昭和18~30年の泉南郡の自治体名。
【深日(近代)】 昭和30年~現在の岬町の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7153505 |





