若江
【わかえ】

旧国名:河内

第二寝屋川上流域に位置する。地内南方には山賀遺跡があり，北九州と同型の弥生土器を出土する。河内国の郡名の１つであり，７世紀に建立された若江寺，「延喜式」神名帳に「若江郡廿二座」の１つとして見える若江鏡神社などの存在によっても若江郡の中心地であったことが知られ，古代以来水陸交通の要衝として栄えた。地内中央には戦国期に河内国守護畠山氏が築いた若江城址，東南には元和元年の大坂夏の陣で戦死した幕府方の部将山口重信の墓がある。
【若江荘(中世)】　平安期～戦国期に見える荘園名。
【若江村(近世)】　江戸期～明治19年の村名。
【若江村(近代)】　明治22年～昭和30年の自治体名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7154903