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明石公園
【あかしこうえん】


明石市明石公園にある県立公園。明石城址を利用し,面積54.8ha。沿革は,明治14年明石城取壊しの発令を食い止めるために明石郡各町村有志46名が公園の開設を出願,同16年城址の一部を利用して開園したことに始まる。明治30年に郡立公園となった。明治31年,皇太子御用邸建設計画により城址が御料地となったため一時廃園,しかし明治45年,明治天皇の崩御によって御用邸建設計画が中止となり,さらに人口増に伴う公園設置の必要性が増したため,県が公園としての借用を出願,大正7年県立公園として開園。以後園域の拡張を続け,第2次大戦前は球技場・児童公園・音楽堂などの施設があったが戦争によって荒廃した。戦後は新憲法発布記念として園内に総合運動場建設を決定し,昭和23年から整備が進み,野球場・陸上競技場・テニスコートなどの運動施設が作られた。さらに県立図書館や明石市立図書館も建設され,スポーツと文化の中心地となっている。JR山陽本線明石駅に近く交通の便が良いため,四季を通じて利用者が多く,年間入園者は480万人を超える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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