伊孑志
【いそし】

旧国名:摂津
武庫(むこ)山山麓,武庫川右岸。「三代実録」貞観元年12月22日条,摂津守滋野朝臣貞雄の卒伝に「貞雄は右京の人なり……延暦十七年に伊蘇志臣を改めて滋野宿禰を賜ふ」とあるこの旧姓伊蘇志臣は,もと当地を居住地としていたと考えられ,式内社伊和志豆神社のある当地の氏族か(宝塚市史)。地名の由来もこれによるものと思われる。西宮・小林を通り当地を経て小浜・中山へ通じる道の武庫川の渡し場があった。
【伊孑志荘(中世)】 戦国期に見える荘園名。
【伊孑志村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【伊孑志(近代)】 明治22年~現在の大字名。
【伊孑志(近代)】 昭和41年~現在の宝塚市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7155560 |





