太市
【おおいち】
旧国名:播磨
大津茂川中流域。「延喜式」によれば,山陽道大市駅があった。駅家推定地は古瓦の出土,古代寺院址,古地名(馬屋田・馬山)からして姫路市太市中地先とみられる。これに接して,奈良期の廃寺跡(西脇遺跡)がある。太市地区には8~10世紀初頭の古窯址群がある。
【大市郷(古代)】 奈良期~平安期に見える郷名。
【大市郷(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える郷名。
【太市村(近代)】 明治22年~昭和29年の自治体名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7156262 |