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郡家②
【ぐんげ】


旧国名:摂津

郡下とも書いた。六甲山地の南麓,住吉川・徳井川(石屋川)の間に位置する。古く兎原郡の郡衙(郡役所)の所在地から付けられた地名。付近の小字名に室ノ内・古寺など関連する地名が残っている(兎原郡家考・神戸の町名)。字大蔵では昭和55年に奈良期の遺跡が発掘された。また,観応の擾乱のとき御影城を築いて守った平野忠勝の城跡が小字名(字城之前)として残り,字千本田に忠勝の孫秀満が永正2年建立した平等山忠勝寺の史蹟などがある。
郡家郷(中世)】 鎌倉期~南北朝期に見える郷名。
郡家村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
郡家(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7158130