100辞書・辞典一括検索

JLogos

34

河内
【こうち】


旧国名:播磨

万願寺川支流普光寺川源流域の小盆地。地名は,小川のある山に囲まれた小平地の意か。蓬莱山普光寺はこの盆地の奥にあり,天台宗播磨六山の1つで,寺記に往古は寺領500石とあり,室町初期までは河内村一円がその寺領であったとも考えられるが,室町末期には在地土豪在田氏が勢力を伸ばし,永禄9年には普光寺領の四至を牓示し,街道に面した要衝の地を分離して自己の直轄領に組み入れている。また別所村との境にある城山は河内城とも別所城とも呼ばれ,南麓の別所村は東播八郡の守護代別所氏の本貫地とも伝えられる。
川内郷(古代)】 奈良期~平安期に見える郷名。
河内村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
河内(近代)】 明治22年~昭和42年の大字名。
河内町(近代)】 昭和42年~現在の加西市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7158231