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神戸市立農業公園
【こうべしりつのうぎょうこうえん】


神戸市西区押部谷町高和の丘陵地にある総合公園。農業振興と観光を目的とし昭和59年開園。農業公園31ha,隣接のワイン専用ぶどう団地120ha,梨団地40haからなる。中心施設は中央の小高い丘にたつ白壁と赤い屋根の南欧風のワイン城。神戸ワインを醸造・販売するほか,農業研修・農業体験・市民レクリエーションの場ともなり,ワインパブ・ホテルもある。隣接する果樹団地は赤梨,欧州系ワイン専用ぶどう品種を栽培し,ともに農業公園を支える果樹園。西区の丘陵地・台地は礫層で排水がよく,雨量が少なく日照時間の多い果樹栽培の適地。ぶどう栽培は明治13年印南新村(現稲美町)の官立葡萄園を先駆とし,現在葡萄池の名も残る。公園は果樹栽培の適地に東播用水の水利を加え,異国情緒を持つ国際港都神戸の異人館や神戸ビーフに,神戸ワインを加え,国際色を活かす。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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