100辞書・辞典一括検索

JLogos

41

坂本③
【さかもと】


旧国名:摂津

宇治川右岸,大倉山とその南側の斜面に位置する。「西摂大観」では,「新撰姓氏録」摂津皇別に「阪本臣,紀朝臣同祖,彦太忍信命孫武内宿禰命之後也」とあることを引用,その由緒地とするが,根拠はない。坂の下にあるという立地上の条件に地名の由来を求める方が有力。また,福原会下山人は「再度山大竜寺という御寺の坂本」(史跡講演集)としているが,地元では,距離が離れていることやここが登り口になったとの根拠もないとして否定する。また大倉山の坂の下という説もある(楠町の今昔)。湊川の戦で戦死した楠木正成の墓があり,明治になって湊川神社となった。また広厳寺は後醍醐天皇の勅願寺で,別称楠寺と呼ばれた。境内に坂本城があったと伝える。「摂陽群談」には「建武年中,楠正成在城せり」とあるが,「西摂大観」は,天正8年花隈城を池田信輝が攻めた際に築いた砦と考証。また,安養寺はもと尼崎の大物町にあったが,貞享年間尼崎藩によって移され,藩主青山幸利・嫡孫播磨守幸督が葬られ,墓碑が建てられた。このため,この丘陵は安養寺山(のち大倉山)とも呼ばれる。
坂本村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
坂本(近代)】 明治22~28年の神戸市の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7158695