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下村③
【しもむら】


旧国名:但馬

(近世)江戸期~明治5年の村名。但馬国出石(いずし)郡のうち。明治初年まで弘原を冠称。円山川支流出石川と奥山川の合流する付近。出石藩領。村高は,宝永3年の「領知郷村高辻帳」326石余,「天保郷帳」368石余。元禄9年頃当村のうち191石余を下村町分として分離。地内に浄土真宗祇山福成寺があった。同寺はもと城崎(きのさき)郡福成寺村祇山中腹にあったが,但馬守護山名時義の命により当地に移したという(出石志料)。のち天正8年羽柴秀吉が山名祐豊を攻めたとき,同寺を本陣として没収。のち替地を出石城下に与えられて小人町に移転した。ほかに浄土宗丹信庵・曹洞宗観音庵(尼寺)の2庵がある。砂巻荒神(通称いわし荒神)は女性の守護神といわれ,多茂大明神という小祠は,不義によって蝮攻めで殺されたという藩主の側室お玉の方の霊を祀ると伝える。祠の名は藩主に遠慮して「たま」に音の似た「たも」に変えたといわれる。万延元年の家数83(川見義昭家文書/出石町史)。明治5年福住村と改称。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7159463