助兵衛新田
【すけべえしんでん】

旧国名:摂津

武庫(むこ)川下流右岸。寛永14年に下大市村の庄屋助兵衛が子に庄屋役を譲り，上瓦林地内の荒地を開発したのが地名の由来である。樋口新田―高木村―上瓦林を結ぶ三角形の地帯は武庫川の氾濫原で荒地であった。豊臣氏の時代に武庫川の連続堤防の完成と寛永13年の新堀川の開削により，新田開発が可能となった。
【助兵衛新田村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【助兵衛新田(近代)】　明治22年～大正６年の瓦木村の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7159814